大矢監督が来季も続投 若手台頭を球団が評価

[ 2008年9月9日 16:46 ]

 横浜の大矢明彦監督(60)が来季も引き続き指揮を執ることが9日、決まった。大矢監督は同日、広島市内で「このチームが好きで、何としても強くしたいので(続投を)決めた」と話した。来季は3年契約の最終年となる。

 今季の横浜は投手を中心にけが人が相次ぎ、外国人選手も不振。開幕直後から最下位に低迷した。球団内で後任人事を進める動きもあったが、8月からは若手の台頭が見え始めたことから、今月6日に佐々木邦昭球団社長が続投を要請していた。
 大矢監督は「何としても来年は頑張らないといけないという気持ちを強くした」などと3年目の決意を語った。佐々木社長との会談では、来季の戦力構成やコーチ陣の入れ替えなども話し合ったとみられるが「シーズンが終わってから話をさせていただきたいと社長には言っている」と明言は避けた。

 ▼横浜・大矢明彦監督の話 自分にとってベイスターズはかけがえのないもの。チームの戦力を厚くしたい。敗因とかを含め、来年度のことは今季が終わってからでないと話が先に進まない。
 ▼横浜・佐々木邦昭球団社長の話 (要請を)引き受けてくれてうれしい。発展途上のチームにとって2年で結論を出すのは短い。(コーチ人事は)シーズンが終わってからになる。
 ▼横浜・村上忠則チーム運営部門統括の話 戦力補強、FA、ドラフトなどの戦略はいままで以上にしっかりとした構想を持ってやっているし、今季の検証もしている。そういうことについて大矢監督と意見をぶつけていきたい。

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2008年9月9日のニュース