松坂で首位奪取だ！１７勝目懸けあす先発

先発を翌日に控え、調整するレッドソックスの松坂

　レッドソックスの松坂が９日（日本時間１０日）に今季１７勝目を懸け、首位攻防のレイズ戦に先発する。

　一時は５・５ゲーム差まで離されたが、８日は本拠地での初戦を快勝してその差はついに０・５ゲーム差に。松坂で勝てば首位が逆転する。松坂は「見ている人は面白いでしょうね」と笑った後で「もちろん差を詰めて当たりたいと思っていた。大事なところでみんなが頑張っている」。チーム状態が上向きなことを頼もしく感じている様子だった。
　前回登板のオリオールズ戦は、黒星こそ付かなかったものの６回４失点と不本意な内容。「負けた後は特にだけど、早く投げたい」と話していた。この日は、キャッチボールなどで調整し、中５日で迎える大事な一戦に備えた。
　勝てば、引退した野茂英雄（ドジャースなど）が３度記録した１６勝を更新し、大リーグの日本投手ではシーズン最多となる。
　中学時代にメジャーで活躍する野茂の姿を見て、米球界にあこがれた「平成の怪物」。優勝争いの中で快記録に挑むが、「数字で超えたからといって野茂さんを超えられるわけじゃない」と落ち着いている。