大家 目標はメジャー復帰「今後の希望持てた」

[ 2008年9月3日 10:24 ]

10年目のシーズンを終えた3Aシャーロットの大家

 米大リーグ、ホワイトソックス傘下のマイナー、3Aシャーロットの大家友和投手(32)が、米国で10年目のシーズンを終えた。大リーグ復帰はならなかったが、右肩痛再発の不安を乗り越え、3Aで28試合に登板、5勝11敗、防御率4・18という数字を残した。

 「肩を痛めることなく投げられたことで、今後の希望が持てた1年だった」という。しかし、春先は球速も制球ももうひとつで、成績が上がっても「こんな投球ではメジャーでは通用しない」と内容を重視してきた。
 フォームの修正で制球力を、肩の強化で球速を上げたが、今度は、若手育成の方針で先発を外された。落ち込む気持ちを支えたのは、大リーグ在籍9年の誇りだった。「米国に来たころから、メジャーで10年やりたいという目標があった。だから、とにかく野球というゲームを楽しむようにした」
 日本投手では2位の通算50勝を挙げているが、昨年6月を最後に大リーグでの登板はない。日本球界復帰の可能性を「ゼロとは言えない」と話すものの、目標はあくまで大リーグ復帰。「10、11月にはベネズエラで投げる」と、ウインターリーグ参加で来季に備える予定だ。(共同)

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2008年9月3日のニュース