清原の引退試合 わずか58分で完売

[ 2008年9月2日 06:00 ]

発売開始後、わずか58分後に「完売」が掲げられた

 オリックス・清原和博内野手(41)の引退セレモニーが行われる予定の今季最終戦、10月1日のソフトバンク戦(京セラドーム)前売りチケットが1日から発売されたが、年間シートやファンクラブ先行発売分などを除く約2万枚がわずか58分で完売となった。あらためて“清原人気”の高さを証明する驚異のスピード完売。当日の盛り上がりも最高潮になることは間違いない。

 あっという間だった。発売開始は午前10時。そのわずか58分後、スカイマークスタジアムの正面玄関には“完売”のボードが張り出されていた。

 「予想通りと言えば予想通りですが、これ程とは思いませんでしたね。もう驚きです。凄いですね」。球団関係者も驚きの声を上げたほど、すさまじい売れ行きだった。

 今季限りでの引退を表明した清原のセレモニーが行われる予定の一戦。この日発売されたのは、年間シートやファンクラブ先行発売分などを除く約2万枚。京セラドーム、スカイマークをはじめコンビニエンスストア、ネットなどで一斉に売り出された。本拠地・京セラドームには徹夜組を含めて発売開始時は約300人が長蛇の列をつくった。内野指定席は約15分で売り切れ状態となった。

 「過去にウチの主催ゲームの阪神戦(交流戦)で即日完売はありましたが、今回の早さはそれ以上ですよ」と球団関係者。球団ではイチロー(マリナーズ)を擁して日本一に輝いた96年日本シリーズでも驚異的な売れ行きを見せたが、当時はインターネット販売が普及していなかったため比較は難しい。それでも関係者は「5本の指に入る」と断言。清原人気をあらためて実感していた。

 当日は清原が親交ある歌手の長渕剛らも来場予定。スケジュール次第では阪神・金本も駆けつけたい意向を示している。3万6477人を収容するスタンドは熱狂的な清原ファンで埋め尽くされることは確実。“とんぼ”の大合唱だけじゃない。「10・1」は球場全体が興奮のるつぼと化す。

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2008年9月2日のニュース