がけっぷちのヤンキース 内容度外視「勝てばいい」

[ 2008年9月2日 08:26 ]

 【ヤンキース13-9タイガース】たった1試合のためにデトロイトに来た。16連戦の7試合目は、5月にあった雨天中止の代替試合。長い遠征の初戦でもある。がけっぷちのヤンキースが10日間で4都市を回る遠征が始まった。

 大味な乱打戦は13―9でヤンキースが逃げ切った。「勝ったからいい。そういうふうに考える」。守り勝つ野球を掲げるジラルディ監督が開き直ったように言う。
 松井秀は序盤に適時打を2本続けた。1回は中前、2回は右前に。いずれも2死から貴重な得点となった。「勝つことが大事です」。残り25試合。こちらも試合内容は振り返らない。
 デトロイトからフロリダへ飛び、2日から首位レイズとの3連戦に臨む。「今シーズンを左右するくらいの遠征になるんじゃないですか」。個人成績も試合内容も関係ない。勝つか、負けるか、それだけだ。可能性がある限り、しがみつく。レギュラーシーズン最後の1カ月が始まった。(共同)

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2008年9月2日のニュース