オリックス 3年ぶりの同率3位浮上!!

[ 2008年8月31日 06:00 ]

<オ・日>5回裏(オ)1死一塁、左越えに30号2ランを放ったカブレラ(右)は清原と腕っぷしを付き合わせる

 【オリックス7―2日本ハム】パ・リーグのクライマックスシリーズ出場権争いが激しさを増してきた。オリックスは30日、日本ハムに打ち勝ち、3位タイに浮上した。首位・西武と2位・ソフトバンクは2試合連続で引き分け、8ゲーム差は変わらないが、5位・ロッテが6位・楽天に勝ったため、2位から5位までが3ゲーム差にひしめく大混戦となった。

 最後方からヒタヒタと走ってきた。7月21日まで最下位に沈んでいたオリックスが05年以来3年ぶりの同率3位浮上。3発を含む大勝に、大石監督は「省吾(山本)がよく放ってくれたし、打線もよく打ってくれた」と声を弾ませる。近鉄時代の同僚・梨田監督率いる日本ハム戦は、7月6日から8連勝だ。
 プレーボールと同時に勝利の予感は漂っていた。初回に1番・下山が八木の初球、外寄りの直球を振り切って先頭打者アーチとなる9号ソロ。「初球から振っていけば相手も嫌がる。狙っていました」。八木に対しては今季5打数1安打。ファーム落ちの危機にひんする不調もあったが、1番抜てきで結果を出した。
 大砲も黙ってはいない。ローズが3回に32号2ラン、カブレラも5回に30号2ランと中軸もそろい踏み。「ヒーローはアレックスだ」とローズがカブレラを指すと、2年ぶり6度目の30本をマークしたベネズエラの怪人は「八木?2年前も打ってるよ」と涼しい顔だった。
 7月に続き、8月の勝ち越しも決まった。試合後、大石監督は「ゲタを履くまで分からない」とあくまでも慎重だが、残り26試合でのクライマックスシリーズ進出へ期待は膨らむ。球団関係者は2位通過も想定して京セラドームの日程を押さえていることを明かし「再確認しておこうかな」と喜びを隠せなかった。

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2008年8月31日のニュース