大松敬遠…サブロー怒りの田中討ち満塁弾

[ 2008年8月31日 06:00 ]

<楽・ロ>6回1死満塁 サブロー(中央)は左越えにグランドスラムを放ち、大松らナインの出迎えに笑顔

 【ロッテ8―6楽天】格好良く勝たなくてもいい。ロッテは先発・成瀬が打たれ、守護神・荻野は同点被弾。それでも粘って、つないだ。敵失で転がり込んだ延長10回の決勝点。どんな形でも、白星という事実が大きかった。

 「走者を出していたからこそ相手のミスで点が入った。五輪組が戻って完全な形になりつつある。チームはさらに良くなる」とバレンタイン監督。まだ借金4の5位ながら2位・ソフトバンクまで3ゲーム差と2位争いは大混戦。西岡の戦列復帰も間近で、逆襲へチームの機運は高まっている。
 上り調子の打線をサブローが引っ張った。2点を追う6回。目の前で大松が敬遠され、1死満塁から逆転のグランドスラム。楽天・田中を3試合連続でKOする自身3本目の満塁弾に「敬遠の後は燃えるよね。なめられたらあかんからドカンといかなあかん」。同点の延長10回は1死一、三塁から二盗を敢行して決勝点を奪い取る悪送球を誘い「一戦一戦、勝つことだけを考えやっていく」と胸を張った。
 勝負の秋。昨季も9月以降に貯金を7つ増やしたように、シーズン終盤に強いロッテが底力を発揮する。

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2008年8月31日のニュース