岩村、大暴れ3安打 初の年間150本達成

[ 2008年8月31日 08:53 ]

オリオールズ戦の7回、押し出し死球で生還しアイバー(左)に迎えられる岩村

 レイズの岩村明憲内野手は30日、セントピーターズバーグでのオリオールズ戦に「1番・二塁」で出場、5打数3安打だった。内容は空振り三振、左越え二塁打、右中間二塁打、四球、中前打、空振り三振。打率は2割8分2厘。チームは10―9でサヨナラ勝ちし、4連勝。

 レイズが打撃戦を制し、サヨナラ勝ちした。岩村は真っ先に決勝打を放ったバルデリの元へ駆け寄った。「一緒にやっていて勇気をもらえる」。故障で苦しんできた男の活躍を心から喜んだ。
 先発の不調で序盤は主導権を握られた。しかし、岩村の「野球は九回まであるので何が起こるか分からない」の言葉通り、選手たちはしぶとかった。六回に3点を奪って8―7とし、その後に2度追い付かれながらもサヨナラ勝ちで4連勝を手にした。
 岩村は二塁打2本を含む3安打で連続安打を8試合に伸ばした。メジャー2年目で初のシーズン150安打もクリアしたが「(目標の)200安打を目指すよりも、内容のある1本、四球で得点につなげていければ、これ以上の喜びはない」。今の岩村には地区優勝しか見えていなかった。(共同)

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2008年8月31日のニュース