マー君 故障後初ブルペンでも問題なし

[ 2008年7月31日 06:00 ]

紀藤投手コーチ(背後の白地のTシャツに帽子)が見守る中、投球練習を行った楽天・田中

 右肩痛で戦列を離れ、オールスター戦や北京五輪への出場が危ぶまれていた楽天・田中が30日、仙台市の2軍練習場でブルペン入り。故障後初の投球練習で計27球、直球にスライダー、フォークなど全球種を試した。切れのある内容に「痛みは全くなかった。フォームの修正もばっちり。不安はない」と明るい表情で本人が手応えを話せば、見守った紀藤投手コーチも「(前夜試合の)千葉から来たかいがあった。体重移動がスムーズにできている。あれなら負担がかからない」と復帰に向けて太鼓判を押した。

 日本代表・星野監督は「球宴でどういうピッチングをするか。ただ“いけます”じゃなく、打者を抑えてくれないと」と話しており、球宴での投球内容が北京に向けた“最終テスト”となることは重々承知している。第2戦での登板が濃厚だが「焦らないようにしたい」とはやる気持ちを抑えながら田中は「きょうのような感じで投げられれば。短いイニングになると思うが、結果を出せるようにしたい」と登板機会を心待ちにしていた。

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2008年7月31日のニュース