桐生一側「他の部員の関与は一切ない」

[ 2008年7月31日 22:03 ]

 日本高校野球連盟は31日、強制わいせつ容疑で野球部員が逮捕された群馬・桐生第一高校の青柳正志野球部長(53)から事情聴取を行い、全国高校野球選手権大会(8月2日開幕・甲子園球場)への出場については高野連の持ち回り審議委員会と1日午後の全国理事会に諮った上で最終的な処置を決めると発表した。

 記者会見で日本高野連の西岡宏堂審議委員長は「最近は1人だけの不祥事ならば大会出場中でも差し止めないのが原則」と話し、学校側に求めた再調査で地元に残った他部員の関与がない場合は出場を認める方向だ。
 日本高野連は、既に大阪市内の宿舎に入っている部員29人の中に、事件に関与した者がいないかを確認。野球部長からは他の部員の関与は一切ないとの報告を受けた。
 これまでの調査では事件に関与したのは、逮捕された部員1人で、部活動とは直接関係のない時間帯、場所で行われており、日本高野連は「直ちに対外試合を差し止める必要はないとみられる」との見解を示した。
 同校の高橋昇校長は31日、記者会見し「甲子園に出場させていただきたい」と述べ、現時点で出場を辞退する考えがないことを明らかにした。

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2008年7月31日のニュース