イチロー3安打もマリナーズ惜敗

[ 2008年7月31日 12:43 ]

レンジャーズ戦の2回、三塁内野安打を放つマリナーズのイチロー

 米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は30日、アーリントンでのレンジャーズ戦に「1番・右翼」で4打数3安打だった。内容は四球、三塁内野安打、二飛、捕前バント安打、遊撃内野安打で、打率は3割2厘。

 城島健司捕手は「8番・捕手」で、4打数1安打。内容は左越え二塁打、投ゴロ、三ゴロ併殺打、空振り三振で、打率2割1分。チームは3―4で敗れた。
 イチローは30日のレンジャーズ戦で3安打。いずれも内野安打で日米通算3000安打達成の翌日も本領を発揮した。
 2回の第2打席は勢いの死んだ打球を三塁前に意図的に飛ばした。第4打席は7回無死一塁で初球をバント。投手と捕手の間に転がした。9回には狙ったように三遊間の真ん中へ。すべて自分のスピードを熟知したような打撃だった。
 1本目の安打は2―2からファウルで逃げるつもりだったが、瞬間の判断で打った。「野手(三塁手)が下がっていたのが頭の中に入っていたことで、ちょっと(体の)動きが変わることはある」とイチローは言った。
 第5打席は三塁手が浅めに位置。「前でヒットにされたくないのが見え見えだった」。その横を抜け、三遊間の深いところに飛んだ。「相手は本当にいらいらするでしょう。相手の心のうちが見えて、こちらにも結果が出た。面白い」
 してやったりの表情を浮かべたイチロー。ロッカーにはロッテ・バレンタイン監督から3000安打のお祝いとして届いた日本酒のボトルがあった。(共同)

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2008年7月31日のニュース