井口「もう戻らない」けど週明けにも復帰か

[ 2008年7月31日 08:38 ]

右肩の故障から復帰し、1A戦で打席に立つパドレス・井口

 右肩負傷で故障者リスト(DL)入りしているパドレスの井口資仁内野手がマイナーで実戦に復帰した。

 約8週間ぶりの出場は29日の1Aの試合で「2番・二塁」だった。無安打ながら、守備では軽快な動き。送球もしっかりこなし「基本的なものはクリアしている。早く実戦感覚を取り戻したい」と話した。
 6月5日のメッツ戦で走塁中に転倒し、右の鎖骨を負傷。「全治まで少なくとも4週間」と診断された。大リーグ4年目で初めてDL入り。5週目にプレーできるまで回復したそうだが、アメリカンフットボールの選手に多いけがで「野球では前例がない」と、医師とトレーナーは慎重で復帰まで時間がかかった。
 戻したいのは実戦感覚だけではない。故障した鎖骨の関節部分は触ると出っ張っていて「これはもう戻らない。前の感覚と違う部分がある」。攻守に繊細なプレーが持ち味なだけに微調整が必要だ。
 首脳陣と話し合い、1Aで数試合出場し、5日(日本時間6日)のメッツ戦での戦列復帰を目指すことになった。井口は「この1週間、楽しみ」と笑顔で言った。
(共同)

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2008年7月31日のニュース