役者ぞろい 清原2世の次は“福留2世”

[ 2008年7月26日 08:03 ]

 【PL学園18-6羽曳野】南大阪大会準決勝でPL学園が21安打18得点の猛攻で羽曳野を破り、4年ぶり出場へ王手をかけた。大勝劇の主役は“福留2世”5番・壱岐だ。4回に左中間への三塁打で1打点目を叩き出すと、勢いは止まらず4打数4安打6打点。「つなぐバッティングを心がけていただけ」と、3四死球を含め7打席すべてに出塁した。

 小4から中3まで所属した鹿児島県の「フレンド鹿児島」時代には当時監督だった福留の父・景文さんに指導を受けた。今年の正月に実家へ戻った際には、帰省していた福留から「努力に勝る天才なし」とゲキを受けた。同じ左打者としてフォームを手本にする大先輩の一声を胸に練習に取り組んだ成果は出た。
 1年生で4番を務める勧野も負けてはいない。2度の死球に今大会初の三振を喫したものの、4打数1安打2打点。連続試合安打と打点を「5」に伸ばした。27日の決勝当日は藤原監督の34歳の誕生日。「ここまで来たら甲子園に行きたい。最高の誕生日にできるようにチームに貢献したい」と力を込めた“清原2世”。最強の4、5番コンビで新たな伝説をつくり出す。

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2008年7月26日のニュース