天国の文樹に最高の贈り物だっぺ!木内激勝

[ 2008年7月25日 06:00 ]

優勝した常総・木内監督はナインに胴上げされバンザイ

 茨城【常総学院3―2霞ケ浦】第90回全国高校野球選手権大会、茨城大会決勝では木内幸男監督(77)率いる常総学院がサヨナラ勝ちで霞ケ浦を下し、3年連続12度目の甲子園出場となった。

 天国の教え子にささげる甲子園切符だ。劇的なサヨナラ勝ちで、木内監督率いる常総学院が夏の甲子園をたぐり寄せた。15日に84年夏の甲子園を制した取手二のエース、石田文樹・横浜打撃投手が41歳で死去。「優勝というこの日を迎えるために悪いけど葬式には行けないと。優勝を報告できるのは幸せなことだね」としみじみと語った。
 初回から木内マジックが的中した。1死一、三塁から一塁走者・島田が挟殺される間に三塁走者・鈴木が本塁を陥れて先制。だが87年夏の甲子園準V右腕・島田直也氏を父に持つ隼斗主将が4回につかまり同点。6回には失策で勝ち越しを許した。それでも島田が追加点を許さない粘投を見せると9回2死一、三塁、カウント2―3から宇津木が同点適時打。さらに延長10回1死満塁から川崎がサヨナラ右犠飛を放って3年連続の全国を決めた。
 大会中で葬儀にも参列できなかった。石田氏死去の翌日は土浦二と3回戦を戦っていた。「生きてるもんが頑張らないといかんからね」。隼斗も父が同時期に横浜に在籍した関係で、遊び相手をしてもらったことがあったといい「最高です」と天に向かって絶叫した。
 甲子園終了後、石田氏の元へ駆けつけることにしている。たくさんの思い出が詰まった聖地。03年夏以来の全国制覇を墓前に報告することが何よりの供養だ。

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