小久保2ラン!3ラン!大隣スイスイ完封

[ 2008年7月25日 21:29 ]

6回、ソフトバンク2死一、二塁、小久保が右中間に3ランを放つ

 【ソ14―0ロ】ソフトバンクは大隣が3安打で無四球完封し、9勝目を挙げた。打線は4回に小久保の2ランなどで5点を先取。6回にも小久保が17号3ランを放つなど、今季チーム最多の14点で圧勝した。ロッテは唐川が自己最多の8失点で3敗目。

 ≪おまけはプロ2年目で初の無四球≫117球で、ソフトバンク大隣は今季2度目の完封を飾った。ロッテ打線をわずか3安打。ソフトバンクの大隣は「省エネで投げられて良かった」と、手応えを確かめるように言った。
 4回2死無走者から三塁打を浴び、打席にベニーを迎えたときだった。直球を3球続けてカウント2―1と追い込むと、最後も144キロで空振り三振に仕留めた。直後に、打線が爆発した。
 援護をもらって完全に乗った。変化球もさえ、凡打の山を築いて5回以降は1人の走者も出さなかった。無四球完封はプロ2年目で初。「今は何でもストライクが取れる。前ほど精神的に追い込まれることがない」と余裕の投球だった。近く、杉内と和田が五輪代表としてチームを離れる。「(2人が)行ってしまう前の最後(の登板)で、こういう投球ができて良かった」と喜びをかみしめた。
 「練習しているところをあまり見ない」という同僚の声が聞こえるが、23歳は「ウエートトレーニングもしている。ばてはない」と気にするそぶりはない。先輩左腕2人の抜ける8月。先発陣の柱として、フル回転を期待されている。

 ≪小久保サイクル狙えた≫ソフトバンクは打線が爆発し、今季最多の14点を奪った。中でも調子の下降気味だった小久保が、今季初の1試合2本塁打をマークするなど、4安打5打点と大活躍。「いいところで本塁打が打てた。この何試合か試していたことが、結果につながった」と喜んだ。
 第4打席はこの日2発目となる一撃を右中間席へ運んだが、三塁打ならサイクル安打達成だった。「自分としては本塁打の方がうれしい。でも、そんなチャンスはないだろうけど、(今度)あったら狙いたい」と言って笑った。

続きを表示

2008年7月25日のニュース