ヤンキースがボンズ獲得へ 首脳会議で検討

[ 2008年7月25日 09:09 ]

 米大リーグ、ヤンキースが762本塁打の通算最多記録を持つバリー・ボンズ外野手(44)の獲得を検討することが分かった。24日、AP通信が伝えた。

 ヤンキースは主力打者のうち、松井秀喜外野手がひざを痛め、ポサダ捕手が肩の故障で戦列を離れている。この日はトレード期限の31日を前に補強方針を固めるため、フロリダ州タンパで首脳会議を開いた。オーナーの長男で共同オーナーのハンク・スタインブレナー氏は会議が始まる前に「ボンズの名前を挙げる」と話した。
 不振を脱出したチームは56勝45敗で貯金が2けたになった。スタインブレナー氏は「相次ぐ故障で万全でないことを思えば、よくやっている。しかし、補強できるところがあれば、何でもいろいろ検討する」などと語った。
 昨年、ハンク・アーロン氏の通算最多本塁打記録を破ったボンズは、ジャイアンツから契約しないと通告され、フリーエージェント(FA)になっている。オフには禁止薬物使用に関する偽証罪などで連邦大陪審に起訴され、獲得に乗り出す球団がないまま今季の開幕を迎えた。(共同)

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2008年7月25日のニュース