ノムさん 高須大当たりに前言撤回

[ 2008年7月17日 06:00 ]

<日本ハム・楽天>9回2死一塁、楽天・高須が中越え三塁打を放つ

 【楽天5―2日本ハム】10日ぶりの勝利のハイタッチにオチがついた。三塁ベンチ前でヒーロー高須へ声をかけた野村監督だが、返答はなく苦笑い。それでも連敗が「5」で止まれば気分は上々。「感想?バンザイ!」と両手を上げ、苦笑いの理由を説明した。

 「10日ぶり?実際は1カ月ぐらいの感覚。長い。やれやれや。それにしても高須は最後に“ナイスバッティング。よう打った”ってお出迎えしたのに何もなし。ニコリともしない。でも今は絶好調。球が止まって見えるんじゃないか」。
 高須の今季2度目の3番起用が悪い流れを止めた。初回に中前打し、球団新記録となる16試合連続安打をマークすると3回には先制の左越え2ラン。2―2の7回2死一、二塁で勝ち越し左前打すると、9回にも中越え適時三塁打と4安打4打点の大暴れだ。寡黙な性格に指揮官が「無言会の会長や」と呼ぶ選手会長は「たまたまじゃない。ヒーロー?きょうは投手陣でしょ。3番?ちょっとパワーアップしたんじゃない」とクールぶりを発揮。前日「性格の暗いヤツは運も来ない。高須とかリックとか暗いやろ。だからいい当たりも野手の正面に飛ぶ。ハードラックが多いんや」と言った野村監督も前言撤回だ。
 選手、監督でのダブル3000試合到達から1日遅れの勝利で、昨年を7試合上回る85試合目での最速40勝到達。野村監督は「1日遅れのお祝いを頂きました。でも問題はあしたから。ダルビッシュでしょ。これをやっつければ波に乗れる」と高らかに前進宣言した。

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2008年7月17日のニュース