清原2世だ PL1年の勧野、4番で2打点

[ 2008年7月17日 06:00 ]

<城東工・PL学園>7回表(P)無死一塁、勧野は泳ぎながらも中前打を放つ

 【PL学園7―1城東工】過去に清原(オリックス)しかいない、という名門校の1年生4番を任されたプレッシャーは半端じゃなかった。PL学園・勧野の初回、第1打席は1死一塁で遊ゴロ併殺打。「ランナーがいて緊張してバットが出てこなかった」。しかしここからがさすがだ。第2、3打席は好機でともにきっちりシンでとらえて犠飛。3、4点目を叩き出すと7回には中前打で“夏初安打”をマークした。

 1年生を主軸に据えた藤原監督は「下手に下位に置くよりも将来のことを考えれば」と説明。里村主将も「戦力になるなら学年は関係ない。対応力が凄い」とその技術を認める。勧野は「ベンチに入っていない3年生のためにというプレッシャーはありますけど、それに負けていたらダメだと思う」。デビュー戦は最低限の仕事をしただけというのは分かっている。“スーパー1年生”の本領発揮はこれからだ。

続きを表示

2008年7月17日のニュース