福留 初球宴2の0も「楽しかった」

[ 2008年7月17日 06:00 ]

家族とともにマンハッタンをパレードした福留

 【ナ・リーグ3―4ア・リーグ】カブスの福留は濃密な時間を堪能した。「違う空間で野球をしているみたい」と珍しく緊張した中で、結果は一ゴロと空振り三振。それでも2打席とも一発を狙って、初球から豪快なフルスイングを見せ「初球を狙っていたけど、そんなに甘くはなかった。でも楽しかった。間違いなく思い出に残る、子供にも言えると思う」と、すがすがしい笑顔を見せた。

 何もかもが初体験。試合前の選手紹介では往年の名選手ウィリー・メイズ氏に迎えられ「凄い舞台だと思った」と感激。ヤンキースタジアムでプレーするのは初めてとあって、試合中は中堅の位置から場内を見渡し「守っている方からの風景が凄く印象深い。“こういう感じなんだ”って」と目を輝かせた。
 昼にはマンハッタンの六番街で行われたパレードに参加。レッドカーペットの上を走る車に家族3人で乗り込み、摩天楼を見上げた。「(家族と)一緒にできたことは楽しかった」。唯一の心残りは試合の結果だけ。「もう一度来たい。次は初安打も打ちたいし、何か違ったことをしてみたい」と、最後はリベンジを誓っていた。

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2008年7月17日のニュース