仁志3ラン!村田3戦連発!横浜打ち勝つ

[ 2008年7月17日 22:03 ]

6回、勝ち越し3ランを放ち、一走大西(左)、二走相川に迎えられる仁志(右)

 【横9―8広】横浜が打ち勝った。2点を追う5回に吉村の適時打で同点。6回は仁志の3ラン、村田の3試合連続となる25号2ランで5点を奪った。その後追い上げられたが、8回からは寺原で逃げ切った。広島は投手陣が踏ん張れず5位に後退。

 ≪仁志の凄さが分かりました≫追い込まれてからの二つの打席に、13年間もプロの一戦で働き続ける仁志の凄さがのぞいた。
 1回無死二塁。カウント2―0から、高めの直球にバットを振り遅れ気味に当てて二ゴロ。2番打者として狙い通りの進塁打を放ち、内川の先制犠飛をおぜん立てした。
 勝負師の顔となったのは同点で迎えた6回1死一、二塁。カウント2―0から、梅津の外寄りのスライダーを左中間席に運んだ。併殺だけは避けるために強振した一打は勝ち越し3ラン。そして、これがプロ通算150号。仁志は「ボールになるスライダーは追いかけず、速いストレートはファウルにするぐらいの気持ちで構えていた」と、その狙いを話した。
 チーム打撃に豪快な一発と打席の結果は大きく違う。だが、常に「試合展開を読み、頭を使って野球をする」と言う仁志のポリシーが凝縮した二つの打席だった。
 6月4日に1500安打に到達し、この夜は150号を達成。仁志は「野球をやめて振り返った時、よくやったなと自分で思える数字」と自分を褒めた。

 ≪「日本の村田は凄い」と言われたい≫横浜の村田が3試合連続となる25号2ランを放った。6回に仁志の3ランで勝ち越した後、1死一塁で梅津のスライダーを左翼席に運んだ。この一発を含む3安打で、打率は3割2厘まで上がった。
 北京五輪の日本代表のメンバーでは打点、本塁打がトップで、4番の座も期待される。横浜の主砲は「世界が注目している中で、日本の村田はすごいと言われるように頑張りたい」と、北京での活躍を誓った。

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2008年7月17日のニュース