二人の「田中洋平」で日大三会心コールド

[ 2008年7月15日 06:00 ]

コールド勝ちに大貢献の背番号5“足立洋平”(左)と背番号12の“厚木洋平”

 【日大三16―都久留米西】日大三が13安打16点で3年ぶり甲子園へコールド発進。背番号5の1番三塁・田中洋平と背番号12の6番左翼・田中洋平の同姓同名コンビがそろって活躍した。

 「勝利に貢献して全国に田中洋平の名をとどろかす」と先制のホームを踏むなど3四球1安打の背番号5が息巻けば「追い込まれても、しつこくやっていく」と2打数1安打2打点の背番号12も気勢を上げた。2人に親類関係はなく入部後に同姓同名であることを知り大笑いしたという。1年時には3年にも“田中洋平”(中大2年)がいたため、足立区出身の背番号5の田中は“足立洋平”、神奈川県厚木市出身の12は“厚木洋平”の呼び名がついた。
 「足立は先頭として、厚木は下位へつなぐキーマンとして役目を果たしている」と小倉監督。01年夏は近藤(オリックス)、原島(日立製作所)を擁して全国制覇。「自分たちも監督を甲子園に連れて行く」と声をそろえる“足立と厚木”の夏が始まった。

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2008年7月15日のニュース