初戦で泡食っちゃった?安房ヒヤヒヤ発進

[ 2008年7月15日 06:00 ]

冷や汗初戦突破の安房ナイン

 第90回全国高校野球選手権記念大会(8月2日開幕、甲子園)は14日、36試合が雨天順延となり、全国38地区で254試合が行われた。東千葉大会では今春センバツに21世紀枠で初出場した安房が2―1で銚子に競り勝ち初戦を突破した。また、奈良大会ではセンバツ8強の天理が2回戦で敗退。長崎大会では昨夏甲子園4強の長崎日大が3回戦で姿を消した。15日は全国31地区で244試合が行われる。

 【安房2―1銚子】安房のエース佐野が最後の打者を捕邪飛に打ち取ると、ベンチの早川監督は大きく息をついた。「参りました。中盤になかなか点が取れなくて焦りがあった」
 今春のセンバツに21世紀枠で創部107年目の初出場を果たし、1勝を挙げたチームが2―1の辛勝発進。9回は無死二塁のピンチをしのいでつかんだ白星だった。
 センバツ2回戦では2点リードで迎えた9回に、まさかの逆転サヨナラ負けを喫した。監督の頭には勝利が目の前で消えた悪夢がよみがえった。しかし、不安を一掃したのがマウンドの佐野だ。「覚悟を決めて3つアウトを取れ」と伝令を受けると、内角直球で後続の3人をピシャリ。「あの球を一番練習しているから思い切っていけた。春の経験が生きているのかな」と胸を張った。
 センバツ出場後は街で声をかけられる“顔”となったが、夏の千葉大会では1976年の準優勝が最高。選手も指揮官も「自分たちは挑戦者。甲子園に行けるようなチームではない」と口をそろえる。それでも、佐野は「あのマウンドでもう一度投げたい。全力で自分たちの力を出せば甲子園でも勝てる」とチームの本音を代弁する。
 21世紀枠の出場校で夏も連続出場したのは01年の宜野座(沖縄)のみ。道のりは決して平たんではないが、まずは一歩、聖地に近づいた。

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