イチロー球宴会見 じょう舌50分間独演会 

[ 2008年7月15日 10:00 ]

オールスター戦前日の記者会見で、報道陣に囲まれるイチロー

 正直で、ためらいのない言葉に大リーグ8年間の歩みが感じられた。マリナーズのイチロー外野手は今季のオールスター戦について「8年で一番地味なメンバーでしょう」。朝、出場選手全員と顔合わせをした。2001年、地元シアトルで球宴初出場を果たした当時とまったく違う気持ちを抱いた。それは渡米後の成長と積み重ねのあかしだった。

 「まず日本でちょっと自分の力以上に評価をされる時期があって、それに追いつこうとする自分がいた。そこをだんだん超えていくという、同じようなサイクルを(米国でも)繰り返している。いま、ほかのメンバーを“地味だ”と感じられる自分がいることがうれしいですね」
 この球宴で最も大きな声援を浴びるのはジーター、ロドリゲスらヤンキース勢だ。深刻な薬物中毒から再起したハミルトン(レンジャーズ)の初出場も新鮮な風を吹き込んでいる。
 ただ、スターがずらりと並ぶ恒例の会見で、日米メディアの人垣が解けることのないイチロー周辺の光景も、なくてはならないものになっている。人を食ったような、それでいてまじめな話も盛りだくさんの会見は、約50分の制限時間いっぱいまで続いた。

 ≪銀のスパイクで公開練習≫イチローがシルバーのスパイクを新調して公開練習に臨んだ。オールスター戦では両リーグで特別のユニホームをつくり、前日や当日の練習で着用する。今季ア・リーグのユニホームはヤンキースの濃紺を基調としたもので銀色の足もとが独特のアクセントをつけていた。ユニホームと私服、どちらのこだわりも強いイチローならではの演出。フリー打撃ではジーター(ヤンキース)、ペドロイア、ユーキリス(ともにレッドソックス)と同組で打ち、気持ちよさそうなスイングで滞空時間の長い打球を連発していた。(共同)

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