浦添商 センバツV校倒して甲子園一番乗り

[ 2008年7月14日 06:00 ]

<沖縄尚学・浦添商業>11年ぶり3度目の優勝を決め歓喜に沸く浦添商業ナイン

 【浦添商5―2沖縄尚学】最後の打者を一ゴロに抑え、ベースカバーに入った一塁を踏むと、浦添商のエース伊波は右の拳を握りしめた。センバツV腕に投げ勝ってつかんだ全国1番乗りとなる11年ぶりの甲子園切符。「沖縄尚学とやりたかった。東浜を倒せた」と興奮を隠せなかった。

 初回に5点の援護をもらった最速148キロ右腕は立ち上がりから快調に飛ばした。6回1死満塁では二ゴロ併殺でピンチを脱出した。7回にも無死満塁とされたが、ここでも投ゴロ併殺で最少失点で切り抜け、2失点完投。神谷監督は「ボールを低めに集めていた。ナイスピッチング」と、うれし涙をこぼした。
 試合後、東浜がセンバツ決勝でバックに忍ばせていたお守りをもらった伊波。「優勝投手を倒したから全国制覇を目指したい」と力強く言い切った。

 ≪甲子園初戦は第3日≫閉会式後に本大会の抽選が行われ、浦添商・仲村主将は「19」のクジを引き、大会第3日第3試合に初戦を迎えることが決まった。今夏の甲子園は8月8日開幕の北京五輪と日程が重なるのを避けるため、同2日に開幕。ただ日程的に参加55校が参加した抽選会を開くのは難しく、各地方大会の閉会式後に順次抽選を行うことになった。仲村主将は「変な感じでした。でもみんなに3日目を引けと言われていたから良かったです」と笑顔だった。

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2008年7月14日のニュース