和田 ダル参考にフォーム改造で145キロ

[ 2008年7月14日 06:00 ]

<日本ハム・ソフトバンク>完封勝利を逃し苦笑いの和田(左)

 【ソフトバンク10―1日本ハム】ソフトバンクの和田が相性のいい札幌ドームで汚名を返上した。昨年から無傷の4連勝。約2年ぶりの無四球完投勝利を飾った左腕は「ここ2試合、自分でもふがいないピッチングが続いていた。負けてロード(遠征)から帰るのは嫌だった」とこみ上げる熱い思いを吐き出した。

 過去2試合で15失点と精彩を欠いた。通常の約8倍の遅さで再生可能なハイスピードカメラで、日本ハム・ダルビッシュの投球フォームを解析。左ひじの出し方を微妙に変えたことで、直球の切れが戻り、最速145キロを記録した。9回2死から1点を失い、完封を逃したが「真っすぐが良かった」と今季最多140球の熱投を振り返った。
 打線も9回に8安打で一挙8点。14泊15日の今季最長遠征を白星で締めた王監督は「遠征で連敗してたから負けるわけにいかなかった。和田が粘り強く投げてくれた」と左腕の復調を喜んだ。

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2008年7月14日のニュース