ラミ&小笠原2発!巨人3連勝

[ 2008年7月12日 18:26 ]

お立ち台で笑顔を見せる、2本塁打の巨人・小笠原(右)とラミレス

 【巨5―横4】巨人はラミレスと小笠原が2本塁打を放つ活躍で3連勝。小笠原は1回に16号ソロ、追いつかれた直後の7回には勝ち越しの17号ソロを放った。6回途中から救援した上原が2勝目。

 小笠原らしさが存分に出た。勝ち越し本塁打を含む3安打2打点。迷いのないフルスイングが巨人を勝利に導いた。

 1点を追う1回2死で、いきなりバットがうなった。吉見の外角スライダーを高々と右翼席へ。「先制されて3人で切られると、波に乗られてしまうことが多い。簡単に終わらないと思って、低めの変化球に粘ってついていけた」と自画自賛の一撃だった。

 3回は初球を右越え二塁打し、ラミレスの2ランを呼び込んだ。圧巻は7回。同点とされた直後、吉原のフォークボールの抜け球をとらえ、勝ち越しソロを再び右翼席へ運んだ。「無我夢中でバットを振り抜いた。相手の情報があまりなかったが、甘い球をとらえられた」と胸を張った。

 一太刀で敵を仕留める姿は、まさに「侍」の呼び名通り。完全復活を思わせる大暴れに、寡黙な男も「今日に関しては良かったと思う」と目尻を下げた。

 ≪ラミも連発≫巨人は小笠原に負けじとラミレスも快音を響かせた。吉見から2打席連続本塁打で3打点。「自分でもビックリ」と喜んだ。
 1回はスライダーを踏み込んで左へ。3回無死二塁で迎えた第2打席は外の変化球を右へ。「走者を進めようと外の球を狙っていた」。状況に応じた打撃を心掛けた結果だというが、それで本塁打になるのだから相手にはたまらない。
 小笠原とのアベック弾が出ると巨人は5戦全勝。頼れる4番は「続けていきたいね」と力強かった。

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2008年7月12日のニュース