エースだ川上 気迫の投球で連敗止める

[ 2008年7月5日 06:00 ]

<中日・巨人>7回表、ピンチを荒木の2度のファインプレーで救われ笑顔の川上

 【中日4―2巨人】中日のエース・川上が気迫あふれる投球で7回3安打無失点。自身5連勝で7勝目を挙げるとともにチームの連敗を4で止めた。「ただ勝ちたい一心だった。連敗中だし相手は内海君。簡単に点をやるわけにはいかなかった」。初回から闘志むき出し。6回まで毎回の10奪三振。唯一のピンチだった4回は無死一、二塁からラミレスを直球で見逃し三振、阿部をフォークで右飛、古城は得意の外角カットボールで空振り三振。下から拳を突き上げるポーズも飛び出して「自分のスタイルは気持ちで投げること」と納得の表情を浮かべた。

 5月23日の日本ハム戦(札幌ドーム)からワインドアップに戻して球威が戻った。カットボールに頼っていた投球から、闘志むき出しに真っすぐで押すようになった。首位・阪神にまさかの3連敗を喫した直後の試合での快投。日頃は辛口の落合監督も「こういうのを止めるのがエースだ」と手放しで称えた。

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2008年7月5日のニュース