原監督“次の上原に期待しましょう”

[ 2008年7月2日 23:37 ]

7回、ヤクルトに勝ち越しを許し、ベンチに戻る巨人・上原

 【巨7―5】2軍での調整から復帰2試合目。背番号「19」が本拠地のマウンドに戻ってきた。同点の7回、巨人の上原が2番手でコールされると、スタンドがどっと沸いた。

 7回は先頭のウィルソンに二塁打を許し、宮本の中前打で1点を失った。140キロ台半ばを記録し、バント処理では軽快な動きを披露したが、フォークボールが甘く入った。
 8回は青木、畠山の連打でピンチを広げ、飯原の適時打と捕逸で2点を献上。2回を6安打3失点ながら、打線の援護で今季初勝利が転がり込んだ。不安が残る内容に原監督は「久しぶりの大歓声で緊張があったと思う。次に期待しましょう」と話すだけだった。
 6月29日の復帰第1戦は1回で11球を投げ無失点。上原はこの日の試合前には「これからは実戦でしか得られない自信を積み重ねていきたい。1歩ずつ進んでいくしかないから」と静かに意気込みを語っていた。
 星野監督の期待が大きく、北京五輪日本代表候補に残っている。だが、まだ本来の投球ができていない。上原は立ち直れるだろうか。

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2008年7月2日のニュース