イチロー「狙い通り」 マ軍サヨナラ勝ち

[ 2008年7月2日 14:28 ]

ブルージェイズ戦の8回、セーフティーバントを決めるマリナーズのイチロー

 米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は1日、シアトルで行われたブルージェイズ戦に「1番・右翼」で出場し、5打数2安打だった。内容は左安打、左飛、二ゴロ、遊ゴロ、二前バント安打で打率2割9分5厘。城島健司捕手は出場しなかった。

 マリナーズは7―6でサヨナラ勝ちした。

 ≪狙い通りのバント安打≫イチローは一塁手の位置を確認、内角球を狙っていた。「ピッチャーが捕れるところではなかった。コース的には狙い通り」。程よい力で押し込まれた打球は一塁とマウンドの間にポトリと落ち、鮮やかなバント安打になった。
 イチローのバントヒットは今季2本目だ。一塁へ駆け込む速さは球界屈指にもかかわらず、バント安打数が安打全体の2パーセントにも満たないことを意外に思う人は少なくないだろう。しかしイチローは、バントの技術的なことよりも仕掛ける心理面に難しさを見いだしている様子だ。
 「バントの決断はいつもそう。それは3の3(3打数3安打)の後の打席でも同じこと」
 思い通りに転がせなかった場合、アウトになる確率は高い。その際の後悔を振り切るのに苦労するという意味か。(共同)

続きを表示

2008年7月2日のニュース