松井秀ＤＬ入り「今年はもう守らないかも」

＜ヤンキース・メッツ＞試合後、会見で故障者リストに入る事を語った松井秀

　ヤンキースの松井秀喜外野手（３４）が２７日（日本時間２８日）、左ひざ痛のために故障者リスト（ＤＬ）入りした。２３日から試合に出場していないため、さかのぼって登録されることで復帰は最短で７月８日のレイズ戦。これにより、同６日にメンバーが発表される球宴への４年ぶり３度目の出場に黄信号がともった。

　３年連続のＤＬ入りには「チームとして他の選手がいた方がプラスだと思うし、理解できる」と話した。巨人時代の９８年に痛めてから１０年以上の付き合いとなる左ひざが、昨オフ出術した右ひざをかばっている内に悪化。「１回鎮めて、そこからまたという感じ。古傷が治ることはないと思う。オフにはまた、どういう判断になるかは分からない」と最悪の場合、シーズン後に手術を行う可能性も口にした。
　「今も試合は出ようと思えば出られる。その時には必ず出られると思う」。最短での復帰を目指しているが、それもＤＨでのもの。「今年はもう守ることはないかも」と“弱音”も漏らした。目標としている７月１５日、本拠地で行われる球宴出場は微妙だ。メンバー発表時は同６日で、ＤＬ期間中。不利は否めないが本人は「今は球宴は全く頭にない。自分の体調をしっかりするだけ」。リーグ４位の打率・３２３と順調だったゴジラの復活ロードは、大きな軌道修正を余儀なくされた。