低迷横浜 監督続投もコーチ配置転換案出た

[ 2008年6月20日 06:00 ]

早ければ交流戦明けにも首脳陣人事の可能性が出てきた横浜

 借金28でリーグ最下位に低迷する横浜は19日、球団の臨時株主総会と役員会を開き、大矢明彦監督(60)の続投支持を確認した。

 本来なら新監査役を選任するための場であったが、当然のことながら話題は浮上の兆しが見えないチームにも及んだ。ここまで12球団ワーストの防御率4・86の投壊状態で首位阪神と24・5ゲーム差。3位巨人にも14・5ゲーム差をつけられ、クライマックスシリーズ進出が早くも厳しくなっている中で、若林オーナーは今季3年契約の2年目の指揮官について「監督がやる気を失っているわけではないし、最後まで任せる」と明言。シーズン途中での監督交代については否定した。
 ただ、その一方で佐々木球団社長は「大矢にも言ったが、首脳陣を含めて現体制で100%行くとは言えない。一寸先は分からない」と言及した。今後の成績次第で1、2軍スタッフの入れ替えを含めた見直しを示唆。早ければ、交流戦終了直後にも首脳陣人事に着手する可能性が出てきた。この日、横浜スタジアムで投手陣の練習を見守った大矢監督はコーチの配置転換については「考えてない」と否定。その上で自らの去就問題について球団トップ間で論じられていることについては「(進退で)騒がれるのはしようがない」と力なく話した。

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2008年6月20日のニュース