阪神完勝で交流戦首位!上園3勝目

[ 2008年6月18日 21:13 ]

楽天戦に先発した阪神・上園

 【神8―1楽】阪神が完勝で、交流戦の首位に立った。先発の上園は走者を許しながらも6回を1失点にまとめ、3勝目。打線は関本の1号ソロなどで序盤からリードを奪い、7、8回のダメ押しで試合を決めた。楽天は投打に元気がなく、3連敗。

 昨季のセ・リーグ新人王にようやくエンジンがかかってきた。阪神の上園が6回1失点で負けなしの3連勝。「先制してもらったので、落ち着いて投げることができた」と、気持ちよさそうに汗をぬぐった。

 ピンチらしいピンチはほとんどなかった。2安打で1死一、三塁とされた三回も、高須の一ゴロの間に奪われた1点だけ。これが唯一の失点で、毎回となる7奪三振の力投。良かった部分は「そんなになかった」と振り返り「野手が先に点をたくさん点を取ってくれた」と感謝した。

 昨年8勝を挙げタイトルを獲得しても、謙虚な姿勢は崩れない。「昨年も今年も途中からなので、最後まで乗り切れるように頑張るだけ」。ルーキーイヤーの昨年と同様、今季の1軍昇格も交流戦に入ってから。「2軍で成績が良くないのに上げてくれて、使ってくれることに応えたい」。気迫を前面に出す投球が好結果に結び付いている。

 この日は交流戦の優勝を争うソフトバンクが敗れ、勝った阪神が単独首位に立った。セ・リーグ初の栄冠へ。上園の好投で一歩近づいた。

続きを表示

2008年6月18日のニュース