日本ハム　捕逸サヨナラにベンチきょとん

＜日本ハム・ヤクルト＞延長１０回２死満塁　最後はヤクルトの林の暴投で決勝ホームのスレッジは祝福を受ける

　【日本ハム２―１ヤクルト】連覇を狙う交流戦王者の日本ハムが運も味方につけた。同点の延長１０回２死満塁から捕逸によるサヨナラ勝ち。予期せぬ展開にベンチからのナインの飛び出しが遅れ、梨田監督も「捕逸なんて誰も想像しない。（打者が紺田だったから）少々痛くてもコンと当たれと思っていたけど」とキツネにつままれたような表情を見せた。

　無死満塁から代打・小田、工藤が連続凡退。指揮官が「左打者には打ちにくそうな球筋だった」とサヨナラをあきらめ１１回の守備位置を考え始めていた直後のミラクル。紺田も「バットを止めて後ろを見たら球が転がっていた。相手のミスにつけ込むウチらしい野球じゃないですか」と苦笑いした。２連勝で再び交流戦首位タイに浮上。劇的すぎる展開に指揮官の口から「あと５試合。ここまで来たら優勝したい」と連覇宣言まで飛び出した。