巨人ナイン 地震で中止は仕方ない

[ 2008年6月15日 06:00 ]

 「岩手・宮城内陸地震」による中止決定を受けた巨人ナインはKスタ宮城で通常の試合前練習を行い、阿部、坂本らは居残り特打で汗を流した。

 原監督は「主催者がいろんな状況の中で決断したわけですから、それに従うしかありません。被害が拡大?そのことが心配なところですね」と語った。地震発生時は散歩中だったことを明かし「足を真っすぐ前に出せなかった。(宿舎の)エレベーターが止まって階段で12階まで上がった」と驚いた様子だった。
 自室で食事中だったラミレスは「朝マックを食べていたけど、地震で食欲がなくなった」と話し、阿部は「最初は大丈夫かなと思ったけど、ガーッと揺れてベッドにしがみついたよ」。95年の阪神大震災を自宅で経験している谷は「あの時は立っているのも無理だったけど、きょうもびっくりしたね」と振り返った。寺内、加治前、坂本は宿舎のエレベーター内に閉じ込められそうになったがケガ人もなく、チームに大きな混乱はなかった。
 腰痛から復帰予定だった高橋由は「(中止は)しようがないよね」と、仕切り直しの一戦に目を向けていた。

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2008年6月15日のニュース