村中 5月9日以来の4勝目

[ 2008年6月15日 21:27 ]

 【ヤ3-1日】ヤクルトの村中が切れのある球を低めに集め、7回を4安打無失点。5月9日以来の4勝目を挙げた。打線は3回に1点を先制。5回に青木とユウイチの適時二塁打で加点した。日本ハムは9回の小田の本塁打による1点だけだった。

 ヤクルトの村中は腕が振れていた。直球の切れは十分。その走りの良さがカーブ、フォークボールを引き立てた。自己最多の1試合9奪三振。「直球は力まず、きれいなボールを投げられた。変化球も切れがあったので良かった」と喜んだ。

 4番・稲葉を抑えたのが勝因となった。「いい打者なので、注意して投げた」と警戒。1回2死三塁は外角直球で投ゴロ、6回2死二塁では内角直球で見逃し三振に仕留めた。5月28日のこのカードでは4回2/3を7失点の乱調だったが、見事に雪辱を果たした。

 5月9日の広島戦で3勝目を挙げてからの5試合は、勝ちなしの4敗と苦しんだ。久々に勝ち星を挙げた若き左腕に、高田監督は「やっと壁を乗り越えてくれた。村中で勝ったのは価値ある1勝」と声を弾ませた。

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2008年6月15日のニュース