広島ルイスが10勝目、永川は通算100S

[ 2008年6月15日 16:06 ]

通算100セーブを達成し、勝ち越しソロを放った石原捕手(右)と握手を交わす広島・永川

 【西2―4広】広島のルイスが10勝目。力のある直球を中心に攻め、7回を2失点。9回を締めた永川は通算100セーブを達成した。同点の6回に石原がソロ本塁打、8回には赤松の適時打で加点した。西武・帆足は初黒星で連勝は6でストップ。

 ≪広島3人目の大台≫最後の打者を空振り三振に仕留めると、広島の永川はグラブをポンとたたき、控えめに喜んだ。広島の生え抜きでは大野、佐々岡に次ぐ通算100セーブ。それでも「通過点。何とも思わない」。淡々と振り返った。
 西武ドームでは過去3年連続でサヨナラ負けを喫した苦い思い出がある。「嫌な球場。できれば投げたくない」と話していた。しかし、いざマウンドに立つと、打者に集中した。
 9回、先頭の中島を三ゴロに打ち取ると、ブラゼル、G・G・佐藤は連続空振り三振。決め球はいずれも得意のフォークボールだった。「彼が努力を積み重ねた結果。苦手な球場とかを気にしていたら、抑えは務まらない」と小林投手コーチは精神面を褒めた。
 プロ入りした2003年3月29日、初登板でセーブを記録。6年目で区切りの数字に到達した。この日は父の日。「今まで(父には)何もしていないから、渡そうかな」。ウイニングボールはしっかりとしまった。

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2008年6月15日のニュース