思惑一致 鶴岡と真田が交換トレード

[ 2008年6月11日 06:00 ]

巨人の真田裕貴投手、横浜の鶴岡一成捕手

 横浜の鶴岡一成捕手(31)と巨人の真田裕貴投手(24)の交換トレードが成立し10日に両球団が発表した。背番号は鶴岡が43、真田は57。投手不足が深刻な横浜と捕手が手薄で阿部の故障もあった巨人の思惑が一致。両選手は11日に入団会見を行う。

 借金24で最下位に沈む横浜が動いた。第2捕手を放出する出血覚悟の緊急トレード。大矢監督は「鶴岡を出すのは厳しかったけど、投手の補強を最優先した」と語った。工藤、三浦の故障に新外国人や若手の不振で先発が足らず4月下旬ごろからトレードを模索。巨人の清武球団代表も「阿部君の体調も十分でなく、捕手強化は課題の1つ。横浜からもぜひ真田君が欲しいという要請を強く受けた」と経緯を説明した。
 真田は高卒1年目の02年にいきなり6勝を挙げたが、その後は伸び悩んだ。今季も開幕から2軍暮らしが続いたが「チャンスをものにして、1軍のマウンドで投げたい」と新天地での活躍を誓った。一方、鶴岡は今季27試合に出場し打率・288。“打てる捕手”として評価は高く「決まった以上、巨人で一生懸命頑張ります」と話した。

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2008年6月11日のニュース