ダル“あれ”以外は最高の投球だった!

[ 2008年6月11日 21:42 ]

6回、ラミレス(左)に先制ソロを浴びたダルビッシュ。この一発だけで負けた

 【日本ハム0―1巨人】外角低めへの149キロの速球。日本ハムのダルビッシュにとって、決して悪い球ではなかったはず。だが、巨人の主砲、ラミレスに右翼席ぎりぎりに運ばれてしまった。

 6回、均衡を破られたソロ本塁打に唇をかんだ右腕。終わってみれば、この1点が決勝点となってしまった。
 速球主体にチェンジアップなど変化球をうまく交ぜる投球で、5回1死まで無安打で切り抜けた。3回無死一塁では、自らの失策で一、二塁とピンチを広げたが、坂本を一邪飛、木村拓は二ゴロ併殺に仕留めた。厚沢投手コーチも「久しぶりにパワーピッチャーらしい投球を見せてくれている」と評価していた。
 実際に5安打1失点で完投した。だが援護はなく、1点に泣き3敗目。梨田監督は「ラミレスの勝ち。少し球が高かったが、ダルビッシュは責められない」とかばった。
 9回3失点だった前回登板でも黒星。「(勝利を)計算できる投手」と梨田監督が話すエースは、2戦連続完投でまさかの連敗を喫した。ダルビッシュの2試合連続の黒星は、2006年5月3日以来となった。

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2008年6月11日のニュース