伝説のスカウト 木庭さんが死去

[ 2008年6月9日 06:00 ]

5月23日に死去していたことが分かった木庭教さん

 広島のスカウトとして同球団の黄金期を支えた木庭教(きにわ・さとし)さんが5月23日に肺がんのため岡山県倉敷市の病院で死去していたことが分かった。81歳。広島市出身。葬儀・告別式は親族だけで済ませた。

 広島商を卒業後、プロの経験はないが、会社員を経てスカウトとして広島入り。衣笠、三村、池谷、高橋慶、川口、達川、正田ら有力選手の獲得に手腕を振るった。また有名アマ選手の獲得だけでなく、無名選手の才能を見いだしたことでも知られた。取締役スカウト部長だった87年に広島を退団後は横浜、オリックス、日本ハムでスカウトを務め、98年にスカウト業を引退した。

続きを表示

2008年6月9日のニュース