阪神 ノリノリ40歳トリオで首位タイ

[ 2008年6月9日 21:22 ]

5連勝を飾りファンの声援に応える阪神の(左から)矢野、金本、下柳

 【神4―1オ】阪神がミスに乗じて5連勝。4回に失策と新井の二塁打で無死二、三塁とし、金本が2点適時打。続く葛城の右前打にも失策が絡み二、三塁となり、鳥谷と矢野の連続犠飛でこの回計4点を奪って、継投で逃げ切った。下柳が6勝目。

 快勝を喜ぶファンの前に、まずは金本が飛び出す。続いてインタビューを渋る下柳の手を矢野が引っ張って登場すると、大きな拍手が起こった。今年40歳の同級生トリオが、初めてお立ち台でそろった瞬間だった。

 「いつも通り恥ずかしいです」とまずは下柳が切り出す。5月16日に40歳となって初の1勝には「39歳の時と変わらないです」。ここ3試合は勝ち星から見放されていたが、救援陣の助けも借りて6勝目を挙げた。

 金本は3安打2打点。「新井が隣にいるより気持ちいいです」と言って爆笑を誘った。4回無死二、三塁では先制の2点適時打。続く葛城の右前打を右翼手がもたつくと見るや、一気に三塁へ。走塁面でも光った。

 12月に40歳になる矢野は、昨年のキャンプから「3人でお立ち台に立ちたい」と話していた。犠飛で1打点という成績に「おまけという感じで僕は得をした気分」と目標達成を喜び「シモとカネはすごいけど、負けないように」とライバル心ものぞかせた。

 これで今季3度目の5連勝。“オヤジトリオ”の活躍で、阪神は交流戦の首位に並んだ。

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2008年6月9日のニュース