ルイス リーグトップの9勝目!

[ 2008年6月9日 21:13 ]

7回に好捕した右翼手アレックスと笑顔でタッチを交わす広島先発のルイス

 【広6―1ソ】広島が連敗を3で止めた。球威十分のルイスが7回1失点でリーグトップの9勝目。打線は一回に嶋が先制の2点適時打。3回は栗原が7号ソロ。八回にも3点を加えた。ソフトバンクは和田が4回3失点と振るわなかった。

 やはり、ただ者ではない。広島の大黒柱ルイスが、また抑えた。リーグトップを走る9勝目。193センチの大男は「低めに集め、打者のバランスを崩すことを考えた。いい投球だった」と喜んだ。

 観察力が大きな武器だ。「相手が打席の立ち位置を変えているかとか、どんなタイミングの取り方で、どんなスイングをするかを試合中に見て、自分の投球の方を修正している」と言う。この日は際だったボールはなかったが、低めに集めて打たせて取り、7回1点に抑えた。

 今回が実に7度目の中4日登板。投球回数101回1/3は両リーグトップだ。疲労回復のため朝起きてすぐ走ったり、ダンベルを使ってトレーニングをしたり。「何よりルーティンを守ることが大事」というまじめな28歳は、驚異的なスタミナを誇っている。

 先週、米国から両親が来日し、週末は一緒に広島のお祭りに出掛けた。父ドナルドさんは昨年がんを手術し、母アーラさんも病気がちという。その最愛の2人の前で、孝行息子が快投を演じた。

続きを表示

2008年6月9日のニュース