ヤングG打線で連敗 5割復帰逃す

[ 2008年6月1日 06:00 ]

<ソフトバンク・巨人>3回2死二塁、矢野は右飛に討ち取られる

 【巨人1-3ソフトバンク】乗り切れないチーム状況を象徴するような試合だった。巨人はソフトバンクの杉内の前に5安打1得点で完投負け。原監督は淡々と敗戦を振り返った。「あの回の差がゲームの結果になった」

 先発・野間口が4回につかまり4安打と3四球で3失点。その直後の攻撃で1点を返し、さらに2死満塁と見せ場をつくったが、坂本が三ゴロでもう一押しができず。中軸3人でわずか1安打。6個の三振を喫した。4打数無安打の小笠原に原監督は「もう少しらしさがねえ。特に左投手に対して工夫が…。本人もジレンマを感じているでしょう」と奮起を促した。小笠原は「調子自体は悪いとは思わないんだけどね」と話したが、今季は左投手に対して打率・143。この日も外角のスライダーに崩される場面が目立った。
 先発メンバーに今季初めて矢野、岩舘、松本を起用するフレッシュな布陣で臨んだが勝利につながらず、5割復帰もお預けとなった。5月は13勝12敗と何とか勝ち越しはしたものの借金は2。もう6月。正念場はまだまだ続く。

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2008年6月1日のニュース