川上 交流戦トップタイ12勝にご満悦

[ 2008年6月1日 06:00 ]

<西武・中日>3勝目をあげた川上は笑顔で岩瀬を出迎える

 【中日4―3西武】中日の川上が気迫の投球で5月8日以来の3勝目をつかんだ。4回1死までに7安打3失点しながら、その後は立ち直って7回まで130球を投げた。

 「(打線を)警戒しすぎて内角を意識しすぎました。井端らが何度も声を掛けてくれたし、長く投げる機会をくれた打線に感謝しています」
 序盤は得意のカットボールの制球が定まらず、球も高めに浮いた。2回に“打撃妨害”で不運な先制点を許すと3回にも失点。4回1死から栗山にソロを被弾した。何度もマウンド上で首をかしげるエースは、わざわざマウンドまで足を運んだ落合監督に「カッカするな」とたしなめられた。ここで一息ついた川上は突っ込みすぎていた投球フォームを修正。重心を後ろに残したことで制球が安定した。その後は打者11人から7三振を奪う完全投球で味方の逆転劇を呼び込んだ。
 これで交流戦はトップタイの12勝目。「12勝目?皆さんが言うから意識してしまって…。まあ、たまたまです。何でもトップというのはいいもんです」。エースは1番が好きだ。

続きを表示

2008年6月1日のニュース