藪 登板初球でいきなり三重殺

[ 2008年6月1日 06:00 ]

パドレス戦の8回、無死一、二塁で登板し、三重殺でピンチを切り抜けガッツポーズのジャイアンツ・藪

 【ジャイアンツ3―7パドレス】ジャイアンツの藪がパドレス戦で自身初の三重殺を経験した。同点の8回無死一、二塁で登板すると「併殺を取るため、ゴロになればいいと思っていた」と5番クーズマノフを初球で狙い通りの三ゴロに。二塁走者を三塁で封殺した後、二塁、一塁と転送され、わずか1球でピンチを切り抜けた。

 マウンドで派手なガッツポーズを決めた藪は、日本人投手としては96年の野茂以来の三重殺に「本当ですか?それは良かった。三塁ゴロで三重殺なんて本当にびっくりした」と笑顔。その後も低めの制球力がさえ、10回に代打を送られるまで3回をパーフェクトに抑えた。結局、延長13回に6番手のサドラが4失点し、連勝は今季最長タイの3で止まったが、藪は打者7人から16球で9アウトを奪取。1アウトあたり1・78球の快投で存在感を示した。

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2008年6月1日のニュース