平野 古巣に逆転三塁打!阪神 連敗ストップ

[ 2008年5月21日 21:31 ]

7回阪神2死満塁、平野が右翼線に走者一掃の三塁打を放つ

 【神7-3オ】阪神が連敗を2で止めた。2点を勝ち越された直後の7回2死満塁から、平野の三塁打で試合をひっくり返し、続く新井の5号2ランで突き放した。ボーグルソンは6回3失点で2勝目。オリックスはオルティズを引っ張りすぎた。

 三塁ベースに頭から飛び込むと、力強く手をたたき、喜びを爆発させた。オリックスに2点を勝ち越された直後の7回2死満塁。阪神の平野が起死回生の逆転三塁打でチームを救った。

 反撃への意気が消沈しかけた時だった。7回、先頭鳥谷の安打を足掛かりに無死満塁と絶好の好機。だが、代打今岡、赤星が続けて内野ゴロに倒れた。

 「絶対打たなきゃいけないと強い気持ちで打席に向かった」と平野。カウント1―0から変化球をとらえると、鋭い打球が右翼線を破った。

 昨季まで6年間所属した古巣との対戦。前日の20日も1安打し、この日も殊勲打を含め3安打と気を吐いた。ただ、平野は「どこが相手でも、自分が阪神のために何ができるかを考えている」と話し、感傷に浸ることはなかった。

 負ければチームは今季初の3連敗だった。何より、交流戦が連敗スタートとなれば嫌なムードが漂う。「一番効いた打撃だった。本当によう打ってくれた」。岡田監督も、小兵の活躍を手放しで褒めた。

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2008年5月21日のニュース