日本代表候補選手らキューバとの初戦を歓迎

[ 2008年5月21日 19:06 ]

 北京五輪野球の日本代表1次候補選手は21日、大会の試合日程(8月13―23日)が発表になったことを受け、率直な感想を口にした。多くの選手が注目したのは1次リーグ初戦の相手が強豪キューバに決まったことで、アジア予選で主将を務めたヤクルト・宮本は「気持ちが入っていいんじゃないか。勢いに乗れる」と歓迎した。

 日本ハムの稲葉は「楽しみだね。初戦ということで気持ちも高ぶっているし」と動じた様子はなく、横浜の主砲村田も「強いところとやった方が引き締まる。勝ったら勢いに乗れるし、負けても次につながる」とどっしり構えた。
 アテネ大会で代表メンバーだった2人は、キューバが相手に決定したことよりも、初戦の大切さをあらためて思い出したようで、楽天の岩隈は「最初の試合は一番緊張する」と言い、中日の和田は「アテネでは全勝でいって金メダル、と言っていたが失敗。初戦は勝つのがベストだが、予選は予選の戦い方がある」と冷静だった。

 現在、2軍で調整中の上原(巨人)のように「ほとんどナイターなのは野手にとってリズムを維持できていい」と違った視点から今回の日程を歓迎する者もいたが、おそらく本番に臨む選手の気持ちは藤川(阪神)と一緒だろう。「すべての試合が気の抜けない戦いになる」。

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2008年5月21日のニュース