マー君4勝目!第2の故郷で初勝利

[ 2008年5月5日 06:00 ]

<日・楽>札幌ドーム初勝利の田中は雄叫びをあげる

 【楽天7-1日本ハム】なまらいんでないかい!楽天・田中将大投手(19)が4日、日本ハム戦(札幌ドーム)で8回1/3を投げ、6安打1失点で今季4勝目。2試合連続の完封勝利は逃したものの、駒大苫小牧時代を過ごした第2の故郷・北海道で初勝利を挙げた。負ければ借金生活の危機で、チームの連敗を3で止める大きな白星。何より北海道のファンにちょっぴり大人になったマー君の雄姿を披露した。

 悔しいやら、うれしいやら…。愛すべき19歳が北海道のファンを悩ませた。史上初めて札幌ドームに響いた敵チームのヒーローインタビュー。大多数が日本ハムファンだったスタンドの微妙な空気を気遣いながら、田中は最高の笑顔で北海道初勝利の喜びを表現した。

 「素直にうれしいです。お世話になったところだし、大声援を頂いて、ここが地元だと思って頑張りました。若干、大人のピッチングができるようになったと思います」

 安定感抜群だった。初回に加えて6、7、8回に150キロを計測した直球が変化球を生かし、8回まで4安打無失点。しかし、球団史上初の2試合連続完封が目前となった9回1死二塁、スレッジに25イニングぶりの失点となる右前適時打を浴び降板した。ベンチでは敗戦投手のごとくガックリ。「詰めが甘い。途中で降りるのは悔しい。でも点を取られる自分が悪い。その辺がまだまだ」と反省も忘れなかった。

 北海道初登板となった昨年9月26日は、ダルビッシュと投げ合い、プロ初のサヨナラ黒星を喫した。当時、実は体調を崩していたが、黙ってマウンドに登り、黒星にも言い訳しなかった。その精神力の強さに今季はさらに磨きがかかり、2度目の“凱旋登板”で白星を手にした。借金生活突入の危機を救った田中を野村監督も「きょうの一戦はいろんな意味で大きい。貯金1と借金1で帰るのじゃ大違い。田中は安定感があった。やっぱり北国は合うのかな」と絶賛した。

 南北海道大会決勝(円山)で16三振を奪う1失点完投で、甲子園出場を決めた06年7月25日以来649日ぶりとなる北の大地での勝利。「高校の時はたくさんの声援ありがとうございました。北海道で投げられるのはうれしいことですし、たくさんの人に楽しんでもらえるように頑張りたい」。開幕戦以来の4万2126人満員御礼だった札幌ドーム。この瞬間だけ田中のホームグラウンドになった。

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