巨人 ヤクルトに3連勝で3位浮上

[ 2008年5月5日 18:30 ]

5回、ゴンザレスの適時打で生還した巨人・阿部を迎える、ラミレス(中央)、グライシンガーら

 【巨6-4ヤ】巨人が3連勝。1―2の5回に坂本の適時打、阿部の3点二塁打などで一挙5点を挙げ逆転した。グライシンガーは8回3失点で4勝目、クルーンは8セーブ目。ヤクルトは2回に2点を先行したが、先発の石川が誤算で3連敗。

 ≪5回に一気逆転≫巨人にとってヤクルトは、返さなければならない借りのある相手だった。開幕カードの3連戦で3連敗を喫し、スタートダッシュに失敗。伊原ヘッドコーチは「勝負事だから、やられたらやり返さないといけない」と雪辱を誓っていた。

 そんな思いが5回に爆発した。下位打線を起点に打者9人の猛攻で、リーグ勝ち頭の石川をとらえた。2死二塁から坂本の適時打で同点。小笠原が右前打で続く。前の打席で本塁打を打ったラミレスが勝負を避けられると、次打者の阿部が深々と左中間を破って満塁の走者を一掃した。

 原監督は「いいところで1本が出るようになってきた」と打線への手応えを口にした。特に阿部が一時の不振を脱しつつあるのは心強い。

 今季2度目の同一カード3連勝で3位に浮上。「目標は3位じゃない」。指揮官は阪神、中日と続く6日からの本拠地6連戦に目を向けた。

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2008年5月5日のニュース