阪神が今季初の2けた得点で快勝

[ 2008年5月5日 17:27 ]

<中・神>3回、阪神は矢野が中前に2打席連続のタイムリーを放つ。投手中田

 【中4―10神】阪神は1回に打者一巡の猛攻で7点を先制するなど、打線がつながり、今季初の2けた得点で快勝した。大量援護を受けた杉山が7回途中まで4失点で2勝目。中日は先発の中田が3回9失点と大乱調で、7カードぶりの負け越し。

 ≪岡田監督も驚く1回の7点≫試合開始から約27分間、左翼席のファンは立ちっぱなしだった。阪神の攻撃が途切れない。打者10人で大量7点を奪った1回に「珍しいよな。1回にあんな取ることないからな」と、岡田監督が驚くほどの猛攻だった。
 ビッグイニングは赤星の二塁打から。平野のたたきつけた打球が内野安打となって一、三塁。新井の適時打で難なく1点を先制した。続く金本が四球を選ぶと、葛城の左安打で2点。さらに鳥谷の二塁打、矢野の三塁打、関本の犠飛と止めどなく続く。打者一巡してようやくこの回を終えた。
 7―2の3回は葛城からの3連打などで2点を加え、反撃を狙う中日を完全に突き放した。この日は葛城、鳥谷、矢野の5―7番で計6打点。3安打3打点の矢野が「みんなでチャンスをつくり、流れに乗せてもらった」と勢いを強調すれば、指揮官も「あのへんが大きかった」と3人の活躍を褒めた。
 開幕からまだ黒星が続いたことがない。岡田監督も「連敗がないのは不思議なくらい」と首をかしげる好調さ。阪神は初の2けた得点で大勝し、前日のサヨナラ負けの嫌なムードを一掃した。

続きを表示

2008年5月5日のニュース