“遅刻罰金”の小松 汚名返上9K3勝目

[ 2008年5月2日 06:00 ]

<オ・楽>5回1死、鉄平を三振に打ち取り、グラブを叩く小松

 【オリックス6-1楽天】自らの右腕で汚名を返上した。オリックス・小松が7回4安打1失点で今季3勝目。緩急をつけた投球で、自己最多の9奪三振の快投だ。「遅刻のことは気にしないでいった。チームメート、関係者に感謝しています」と振り返った。

 4月29日の楽天戦(京セラドーム)。午後1時開始を同6時開始と勘違いし、正午すぎに球場に到着。チーム集合時間から3時間の遅刻を犯した。球団関係者から厳しく注意され、罰金20万円も科せられた。うなだれる入団2年目の右腕をコリンズ監督は「事件や事故じゃなくて良かった」と励まし、マウンドへ送り出した。

 プロ通算4勝中3勝がソフトバンク戦だが「タカ・キラー」だけではないことを証明。チームを6カードぶりの勝ち越しへ導いた小松は「無駄な球で球数が多くなった。修正していきたい」と飛躍を誓った。

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2008年5月2日のニュース